歯のはなし

最近右側上の歯たちが傷んでいるようで、痛みがあるのだが、でも歯医者に行く気はない、のは何故かと言うと面倒くさいからだ。



いちいち予約して、というか最初に電話するのがまず億劫である、前回行ったときは歯に穴が空いていたので行かざるを得なかったがそのくらいの切羽詰まらなさ加減が必要になるようなので、今はまだ大丈夫、だいたいどうして歯が痛むのかというと、ここ最近歯磨きをせずに寝落ちてしまうことが増えたせいで、しかし歯磨き粉に高濃度のフッ素が入っているものだったり、併用することで歯の再石灰化を促進できるものも使っているにもかかわらず、あっさりと生活習慣の乱れで虫歯気味になってしまうんだから、ここから一般化した教訓を得ようとすれば「落ちるときは一瞬」であることは間違いない。
実際こんなことを書きたいわけではなくて、ほんとうに書きたかったのはこれからのことだ。虫歯によって、う蝕というらしいけれど専門用語で、痛むのは、歯に神経が通っているからだけれど、歯の由来がどこなのかは知らないが多分歯茎、その奥にある顎の骨ではないかと思うのだけれど、歯の神経がつまり骨の神経そのまま由来だと思うけど、そこから進化で神経を消去しなかった(できなかった)のは、きっと必要があったから(そっちのが生存に適していたから)だというのは一つの考えで、例えば口の中で食べ物を分ける(魚の骨を身の中から分けるとか、果実の皮と中身を分けるとか)ときに歯に神経があったほうがよりやりやすいとか、歯が欠けたり、何かしらのネガティブが生じた際にすばやく気づくことができる、痛みはそのアラートであるという考え方ができるけれど、それが具体的にそれを持たないときよりも十分生存に適しているという実例を思い浮かべることができないので、きっとそんなことはなく、ただ惰性というか、骨に神経通ってるし歯もそのままでという設計なんだろう、と思う。んで、神経があるのは仕方ないとしてじゃあなんで虫歯になるのかといえば、虫歯菌がいるからでつまりその一種である(多分一種類ではないと予想する、調べればわかるけど調べないで書く)ミュータンス菌がいるからで、ものの話ではそのミュータンス菌は生まれながらにはいないらしい。いや多分ミュータンス菌に感染している人だったら、その羊水の中にもミュータンス菌がいるんじゃないかと予測するが口内よりかはいないだろうし、赤ん坊がミュータンス菌に取り憑かれてしまうのは親などのミュータンス菌が伝染るからで、これも事実がどうなっているかは知らないが子供がある程度の年令になるまでにミュータンス菌に触れさせなければ以降虫歯からはそうでない人たちよりもかなり遠ざかることが可能になるとか、そう思うと自分としてはどうして、親よと思わざるを得ない。彼らが私に感染させなければ、いやまあ多分それはとても難しいことなんだろうとわかるが、国策としてやればいいじゃん、虫歯なんてみんな嫌いだろうし、歯医者でその都度ウィィィィィンって音を聞きながら、ヌクヌクという感触の痛みを受けなくて済むようになるんだから、でもそれはやらない。歯医者がみんな困っちゃうから。ほとんど妄想に近い理由で私は故に医学を心の底から信じていない。医療は怪我病気という不幸なくして存在し得ない、不幸を糧にしているものはみんな信じ尽くすことはできない、弁護士、警察も同じだ。
よく考えれば、動物が虫歯になるなんて聞いたことがない。野生動物ならなおさら、と思ったがいちいち誰も言わないだけだろうし、虫歯で死んでしまう野生動物だっているはずだ、いないと思うほうが変だということに気づいた。虫歯はだから歯のある動物の共通の悩みなのだろう。ほんとうは、野生動物は虫歯にならない、でも人間はなる、ほんとうは歯なんて磨かなくていいんだ、昔の人達、縄文人とかそれより更に古い人達は今のような歯ブラシはないし歯磨き粉もない。薬効のある木の枝で磨いていたという話を聞いたことがあるけれど、それをやる以前はどうしていたのかとかに繋げるつもりだったけど、野生動物も虫歯になるよねと気づいたのでナシ。